15.6型ノート型ゲーミングPCで比較的お求めやすい価格のDell G15の実機をレビューしてみました!
特徴や使用して分かったデメリット・メリットなどについてまとめていますので、購入しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Dell G15(5511)レビュー
Dell G15(5511)モニターレビュー
15.6 インチ FHD (1920 x 1080)のノングレアということで、標準的なモニターです。
Dell G15には、120Hzと165Hzのディスプレイパネルの2種類があるので注意してください。
Dell G15(5511)キーボードレビュー
キーピッチ(キートップの中央から中央までの距離)は、約19mmと標準的です。
また、キーストローク(深さ)は約1.5mmとゲームには適度な深さです。
ただ、キーボード右側にはテンキーが配置されています。
テンキーを使うゲームは少ないので、ゲーム以外にも使う人にはメリットかもしれませんが、ゲーム専用に考えている人にはデメリットかもしれません。
Dell G15(5511)インターフェースレビュー
①高速USB 3.2 Gen 1
②高速USB 3.2 Gen 1(PowerShare対応)
①Thunderbolt4/USB 3.2 Gen 1 Type-Cポート(DisplayPort Altモード対応)
②超高速USB 3.2 Gen 1
③HDMI
④電源入力
①RJ45 (イーサネットコネクター)
②ヘッドホン/マイク
底面レビュー
底面上部には広く吸気口が空いています。
「底面+キーボード上部」の2か所から吸気、「左右+キーボード後ろ」の4か所から排気され、熱設計は万全です。
グラフィックボードレビュー
Dell G15(5511)のグラフィックボードNVIDIA GeForce RTX3060のパワーリミット(最大グラフィックパワー)は130Wに設定されています。
ただ、RTX 30シリーズのモバイル版はGPUとCPUなどの消費電力による発熱をAIが自動調節する「Dynamic Boost 2.0」が働くので、実際には最大パワーよりもやや低い電力で動作します。
Dell G15(5511)の特徴
Dell G15の主な特徴を簡単にまとめました!
Game Shiftテクノロジー
Dell G15は「Game Shiftテクノロジー」を搭載しており、「F9」キーを押すとターボブーストが実行されます。
同時にファンの速度が最大化されるので、ゲームプレイを中断することなくパフォーマンスを最大化することができます。
Alienware Command Centerを搭載
Dell G15には、Alienware Command Centerがプリセットされています。
「CPU」「GPU」「サーマル快適性」「音響快適性」の4つのコントロールをワンクリックで設定変更できます。
Dell G15(5511)の重さ
本体の重さは2,619g。さらに、ACアダプターの重さが982gあるので、両方で3,601gとかなりの重量!
持ち運びはやめた方がいいです。
Dell G15(5511)の仕様
プロセッサー | Intel Core i5-11400H Intel Core i7-11800H |
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ディスプレイ | 15.6 インチ FHD (1920 x 1080) 120Hz 250 nits WVA 非光沢 LED バックライト 15.6 インチ FHD (1920 x 1080) 165Hz 300 nits WVA 非光沢 LED バックライト |
メモリ | 8GB DDR4 3200MHz 16GB(8GBx2) DDR4 3200MHz |
ストレージ | 512GB M.2 PCIe NVMe SSD 1TB M.2 PCIe NVMe SSD |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 4GB GDDR6 NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti 4GB GDDR6 NVIDIA GeForce RTX 3060 6GB GDDR6 |
ネットワークアダプター | インテル Wi-Fi 6 AX201 (2×2) Wi-Fi + Bluetooth |
重さ | 約 2.3kg |
バッテリー | 3-セル バッテリー, 56WHr (内蔵) 6-セル バッテリー, 86WHr (内蔵) |
インターフェイス | NVIDIA GeForce RTX 3050および3050 Tiを搭載したPCの場合 USB 2.0 、2.高速USB 2.0(PowerShare対応) 、USB 3.2 Gen 1 Type-Cポート(DisplayPort Altモード対応)、USB 3.2 、 HDMI 、電源入力 、 RJ45、 ヘッドホン/マイクNVIDIA GeForce RTX 3060を搭載したPCの場合 USB 3.2 Gen 1 、USB 3.2 Gen 1(PowerShare対応) 、Thunderbolt 4/USB 3.2 Gen 1 Type-Cポート(DisplayPort Altモード対応) 、USB 3.2 Gen 1 、 HDMI 、 電源入力 、 RJ45 、ヘッドホン/マイク |
Dell G15(5511)のベンチマーク
Dell G15(5511)の「CPU」や「SSD」、「ゲーミング」、「グラフィック」のベンチマークについてまとめました!
CPUのベンチマーク
CPUのベンチマークの計測方法はいろいろありますが、ここではPassMarkとCINEBENCHの2種類のベンチマークを載せておきます。
PassMarkベンチマーク
Intel Core i5-11400Hモデル | Average CPU Mark Rating:15892 (Single Thread Rating: 3056) |
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Intel Core i7-11800H | Average CPU Mark Rating:21630 (Single Thread Rating: 3153) |
CINEBENCHベンチマーク
ストレージのベンチマーク
CrystalDiskMarkでSSDのベンチマーク数値を計測してみました。
主な参考数値の部分が、500MB/s以上がストレスなく動作する目安となります。
Dell G15(5511)当レビュー機に搭載されている1TB M.2 PCIe NVMe SSDは、SATAよりも約7倍高速の(PCIe NVMe M.2)を使用しているはずですが、読み込み速度は高速であるものの、書き込み速度は低速でした。
個体差なのかと思い、口コミを調べてみたところ、どうやらこのモデルDell G15(5511)に使用されているSSDは書き込みが低速なようです。
大容量のデータの書き込みなどには注意が必要です。(ゲームのダウンロードなどは寝る前がおすすめです!)
ゲーミングのベンチマーク
Dell G15(5511)をゲームで使用した際のベンチマークについてまとめてみました。
※使用のモデルは、【Core i7-11800H × NVIDIA GeForce RTX 3060 6GB GDDR6】を使用しています。
なお、シューティングゲーム系のリフレッシュレート(FPS)は、この後にご紹介する「3DMARK」のベンチマークを参考にしてください。
ミディアム級ゲームのベンチマーク:ファイナルファンタジー14
中量級のゲーム、ファイナルファンタジー14では最高品質でも「非常に快適」にプレーできます。
ヘビー級ゲームのベンチマーク:ファイナルファンタジー15
重量級のゲーム、ファイナルファンタジー15の標準品質では「とても快適」にプレーできます。
高品質でも「快適」にプレーできるゲーム性能です。
グラフィックのベンチマーク「3DMark」
グラフィックのベンチマークは、「3DMark」の「Time Spy」で計測しました!
トータルスコア:8530
Graphicsスコア:8494
CPUスコア:8741
併せて、以下の5つのゲームでのリフレッシュレート予測も掲載しておきますね^^
Battlefield V | 1440p Ultra 85+ FPS 1080p Ultra 105+ FPS |
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ApexLegends | 1440p Ultra 95+ FPS 1080p Ultra 140+ FPS |
GTA V(グランド・セフト・オートV) | 1440p Ultra 50+ FPS 1080p Ultra 80+ FPS |
Fortnite | 1440p Ultra 90+ FPS 1080p Ultra 120+ FPS |
Red Dead Redemption 2 | 1440p Ultra 30+ FPS 1080p Ultra 40+ FPS |
ちなみに、1440pはWQHD(2560×1440)、1080pはフルHD(1920×1080)を意味します。
Dell G15(5511)を使用して分かったデメリット・メリット
実際にDell G15(5511)を使用してみて感じたデメリット・メリットをまとめてみました!
デメリット
- 本体とACアダプター両方を持ち歩くと約3.6kgとかなり重い。
- SSDの書き込み速度が遅い
- SDカードスロットが無い
メリット
- 価格に対して性能が高い(コスパがいい)
- 吸気が(底面+キーボード上部)、排気が(左右+後ろ)と排熱設計が優れている
- 「CPU」「GPU」「サーマル快適性」「音響快適性」のバランス設定が簡単に出来る
デメリットで挙げた「重さ」や「SDカードが無い」点は人によってはデメリットになるかもしれません。
ただ、一通り重量級のゲームまでこなせることを考えると、価格と性能のバランスが良く、コスパの高い一台と言えそうです!
Dell G15(5511)の価格
定価(税込) | クーポン割引後(税込) | |
Core i5-11400H × RTX 3050 |
144,980円~ | 120,333円~ |
Core i7-11800H × RTX 3050 |
168,980円~ | 140,253円~ |
Core i7-11800H × RTX 3050 Ti |
172,979円~ | 143,573円~ |
Core i7-11800H × RTX 3060 |
194,979円~ | 161,833円~ |
※クーポン割引後の価格は週替わりで変動します。
DELLの公式サイトでは常に割引クーポンが提供されるので、基本的にはDELL(デル)のパソコンは公式サイトの割引クーポンを利用するのが安いです!
Dell G15(5511)の評判・口コミ
Dell G15(5511)のネット上の評判・口コミをまとめました!
悪い評判・口コミ
Wi-Fiの通信速度が恐ろしく遅くびっくり!
DellのゲーミングノートPCは2台目ですけど 1台目の時はこんな事なかったです引用元:Amazon口コミ
動画編集のために購入し、さっそく使ってみましたが、かくつきが激しくまともに編集が進められませんでした。
また使用から3~4日で電源がつかなくなったため修理に回しています。
こんなことなら別の業者を選べばよかったと後悔しかけていますが、ひとまず修理後の対応に期待しています。引用元:DELL公式サイト購入者口コミ
性能や価格には満足しています
しかし外付けバッテリーが重くて大きい
持ち歩くことはできず、自宅でも置く場所を気にする必要がある
小型デスクトップよりも、スペースを占有しがち
稼働時間が短くなってもよいので、
小型の外付けバッテリーを作ってほしい引用元:DELL公式サイト購入者口コミ
良い評判・口コミ
Dell G3 17インチモデルからDell G15 15インチモデルに乗り換えた。VRAMが4GBから6GBになったのが大きいかもしれない。
— S.YAMAMOTO (@flyaway) November 23, 2021
動作としては、やはりかなり機敏に動作しており、
ストレージの速度、CPU共に高速であり、日常作業は性能に起因する部分では
ストレスフリーです。
動画編集などでも、1080p前後のものであれば、概ね問題なく
個人的には快適と呼べるレベルで編集作業が可能です。ただ、当然ですがゲームや映像編集時、高負荷状況次はかなりファン音がうるさく感じます。
ヘッドホンで作業する分には問題なしかと思いますが、本機ノートPCのみで作業する場合は、
ファン音が邪魔で、ノートPC内臓のスピーカーでは、音が聞き取り辛くなります。
動画編集&ゲーム次は、ヘッドホンor外部スピーカーは必須といったところかと思います。
繰り返しになりますが、本体の性能低下やハイエンドでの性能維持を行うためのファンなので
ある程度は致し方なしとし、ターンオフの認識でいることが大事です
またこのデカ排熱機構の恩恵として、ノートPC用のクーラースタンドなどを使用して
底面にスペース&FANで風を送り込むと、排熱効率はUpしやすいです。軽いと言われているゲームであればかなり快適に
重めと言われているゲームでもそれなりに動作します。
1080pフルスクリーンでのゲームで
EFTでは、ハイクオリティでの設定で60fps前後、ある程度落とすと 80から90fpsで動作します。
ApexLegendsの場合、ほぼMAXのハイクオリティ設定でも基本120fpsにビタ付き状態でした。増設:RAMの交換について
底面パネルはネジ8箇所で固定されている。内2箇所(側面より)はネジが外れないタイプ
パネルは裏側にひっかかけて、ネジ固定となっているので、ひっかりを意識して、
手前にひきながら外すことが可能
メモリは中央やや左(裏面から見て)に2スロット独立であり、脱着は通常よくあるノートPCと同じ
基盤中央に宇宙人マーク(DELLのハイエンドゲーミングPCモデルALIENWAREのロゴあり)
SSDはパームレストのバッテリー上部左右に1機づつあり、左側がデフォルトで搭載されており、
右側はなし、デフォルト側は専用のヒートシンク&固定具があるので、パーツがあれば欲しいところではあるが
付属品等はないので・・・・ 特にネジ等なく、2280の場合はさして、底面パネルで抑える感じとなる。Teamの3200MHz 16GB x2枚に入れ替えを行、16GBから32GBへUpを実施しています。
効果としては、EFTなどのメモリ要求が多いものが快適になっているぐらいですね。
また、動画編集なども使えるいRAMが増えることにより、全体的なキャッシュが増えており
動画やプレビューなどのもたつきが少なくなっている。排熱効率について
ノートPC用クーラートレイ(CoolerMax社製)を使用して、3DMArk TIMESPYを
有無で外部熱比較をした場合、平均して5度程度動作温度が低くなり、スコアも少しアップしているので
結果から推測すると、GPUが高負荷状態が継続してかかると排熱がおいついていないとも言えるので
長時間ゲームや映像解析、編集などを実施する場合は、上記位のクーラー等を考慮した方が良いかと
また、排熱はG15後方の部分に大きくヒートシンク等があるので、この部分を中心に軽く補助するだけでも
かなり効果的かと思います。これもゲーミングPC兼クリエイターモデルなので、排熱に配慮されているからであり
通常のノートPCの場合、これらの排熱部分が少なく、ノートPCクーラーを装着しても
あまり効果が認められない場合もあるので、ありがたい部分ではあるかと思います。長くなったので、とりあえずはここまで
概ね良好な動作とスペック、価格を考えればプラス5万円ぐらいの性能はあるのでは?と思います。
全体としては満足いく買い物だったと思います。引用元:Amazon口コミ
G3からの買い替え
・冷却能力が高く、長時間ゲームをしていても発熱で動作が重くなることがなくなった。
・SSDの容量が4倍になったため複数のゲームを入れてもサクサク動く。
・負荷をかけていてもキーボード部が熱くなりにくいので操作しやすい。引用元:DELL公式サイト購入者口コミ
Special Editionの出来は大変良いです
最初に届いた5511はThunderbolt4でDPポート出力がされない不具合で交換に。
差額を支払いSpecial Editionへ変更し、今度は問題なく出力出来ました。
納期7週間のところ大分巻いて届いたので良かったです。
冷却も満足の出来でレビューサイトにあった3060のパワーターゲットも90wではなく130wと性能が高かったので満足です。引用元:DELL公式サイト購入者口コミ
コスパ最高のゲーミングノート
少し重たいけど性能は良し
割引きでコスパ最高でした。引用元:DELL公式サイト購入者口コミ
評判・口コミまとめ
Wi-Fiの通信速度が恐ろしく遅いという悪い口コミがありましたが、おそらくメモリの書き込みの遅さが原因ではないかと思われます。
ゲームなどの大容量データのダウンロードは、寝る前にセットしておくなどの工夫は必要かもしれません。
いくつかの不具合や性能の不満の口コミはありましたが、8割近くが良い口コミでした!
良い口コミとしては、「冷却能力が高い」「コスパがいい」という評価が多くありました。
Dell G15(5511)とDell G15(5515)の違いは?
Dell G15(5511)とDell G15(5515)の違いは基本的にはCPUの違いだけです。
5511はインテルCPU、5515にはAMD Ryzen CPUが使用されています。
どちらの良い悪いはありませんが、同程度の性能の場合にはAMD Ryzen CPUの方がコストパフォーマンスがやや高いと言えそうです!