ゲーミングパソコン一般知識

PCケース選び方の注意点とおすすめのメーカー2019

PCケース選び方

PCケースの選び方を重要度が高い順にまとめてみました!

マザーボードの大きさ「フォームファクター」で選ぶ

規格 特徴
Extended-ATX(305×330)
幅はATXと同じです。
高さがあり高性能ゲームPC作り向きのPCケース。
ATX(305×244)
一番デスクトップPCで選ばれているサイズ。
小型のATXモデルは5インチの「ドライブベイ」を搭載していないことが多いです。
光学ドライブ搭載予定の場合は注意が必要です!
Micro-ATX(244×244)
別名ミニタワー。
グラフィックボードが搭載できるスペースがない場合があるので、事前の確認が必要です。
Mini-ITX(170×170)
キューブ型のモデルが多い。
パーツの組み込みの難易度が高く、初心者向けでない。
Mini-STX(147×140)
卓上でもジャマにならない超小型PC。

「フォームファクター」とは、マザーボードの大きさを示す規格です。

自作PCの基本は、搭載したいCPU(PCの頭脳)とCPUを搭載可能なマザーボードを選ぶところから始まります。

つまり、マザーボードを決めることにより、自動的にPCケースの大きさも決まってきます。

マザーボードには大きさの規格「フォームファクター」が上記の5種類あり、同じ規格でPCケースの大きさも表示されます。

対応「フォームファクター」が大きいPCケースならば、「フォームファクター」が小さいマザーボードも装着できます。

搭載予定パーツに合わせて選ぶ

PCに搭載予定パーツで特に注意した方が良いポイントは以下の3つです!

  1. CPUクーラーの高さ
  2. グラフィックボードの長さ
  3. ドライブベイのサイズと数

それぞれ少し詳しくみていきましょう。

CPUクーラーの高さや冷却性能で選ぶ

PCケースの「対応するCPUクーラーの高さ」の表記部分を確認しておきましょう。

特にCPUはパソコンのパーツの中で一番発熱性が高いパーツです!

性能の高いCPUを使用する場合は、CPUクーラーを設置したほうがCPUの寿命も伸びるし、性能を最大限に発揮させることができます。

また、パソコンの冷却性能はPCケースが搭載できるファンの「数とサイズ」、内部構造で大きく変わってきます。

いくつ「ファン」が搭載されているか(搭載できるか)や全てのパーツを搭載後に風の通り道は確保できそうかも確認しておくと良いでしょう!

搭載予定のグラフィックボードの長さで選ぶ

PCケースの「対応するグラフィックボードの長さ」の表記部分を確認しましょう。

最新の高性能グラフィックボードは大型化の傾向があり、大きいグラフィックボードは30センチを超えてきます。

ゲーム用などの高性能PCを自作する場合には重要なポイントなので、忘れずチェックしましょう!

ドライブベイのサイズと数で選ぶ

光学ドライブ搭載予定の場合には、5インチドライブベイがあるか忘れずに確認!

「ドライブベイ」とは、光学ドライブやHDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)といった記憶装置などを設置できるスペースです。

PCに光学ドライブをのせる予定の場合には、PCケースの「ドライブベイ」の高さの確認をしておきましょう!

「ドライブベイ」のサイズは、5インチ・3.5インチ・2.5インチの3種類ありますが、光学ドライブは5インチの「ドライブベイ」がないと設置できません。

その他のPCケースの選び方

パソコンの機能そのものに関わりはないですが、騒音や見た目に関する条件をまとめてみました!

PCケースの静音性で選ぶ

スチール製は、価格も安く重いので複数の冷却ファンを載せても共振などの騒音も出ずらいのでおすすめです。

PCケースの材質には、軽量アルミ製や側面にアクリルや強化ガラスを使用したモデルがありますが、騒音がでる可能性もあります。

静音性を追求するなら、更に、側面に音を吸収する素材や底面やネジなどに共振を防ぐシリコン素材を配置したモデルがあります。

デザイン性で選ぶ


2016年頃からゲームPCなどでRGB(赤、緑、青の3色の組み合わせで色表現)対応LEDを搭載したグラフィックボードやマザーボード、ケースファンが人気です!

側面または全面をアクリルや強化ガラスにすることによって、内部パーツのLED光を楽しむことができます。

強化ガラスパネル採用おすすめPCケース

おすすめのPCケースのメーカーは?

PCケースは他のPCパーツと違い電子部品ではないので、それ程メーカーにこだわる必要はありません。

しかし、使い勝手の良さなどで人気のあるシリーズはあります。

人気のあるメーカーのシリーズをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください!

[1]1位 Fractical Design(フラクタルデザイン)Define R5


2014年に発売されたモデルにも関わらずPCケースとしての完成度の高さから今でも人気。
静音性や冷却性も計算されており、初級者から上級者まで高い評価を受けています。

最新モデルのR6も少し値段は高いですが人気モデルです。

対応ファクター ATX
MicroATX
Mini-ITX
5.25インチベイ
3.5インチシャドウベイ
2.5インチシャドウベイ
2 個
8個
2個
全面インターフェイス USB 3.0×2
USB 2.0×2
Audio in/out

Fractical Design Define R5

[2]2位 ANTEC P7 Silent
対応ファクター ATX
MicroATX
Mini-ITX
5.25インチベイ
3.5インチシャドウベイ
2.5インチシャドウベイ
1 個
2個
2個
全面インターフェイス USB 3.0×2
Audio in/out×1

ANTEC P7 Silent