ゲーミングPCとは?普通のPCとの違い
ゲーミングPCとは、ゲームに最適化されたパソコンのことです!
普通のPCは、ウェブ検索やメール、オフィスなどのいわるビジネス向けに作られています。
そのために、ゲームパソコンは普通のPCと比較すると、主に以下の4つの違いがあります。
- CPU(演算機能)が高性能
- GPU(グラフィック機能)が高性能
- メモリ(一時記憶保存機能)が大容量
- ストレージ(長期記憶保存機能)が大容量
さらに、上記4点の違いによって発熱量が多くなり、消費電力も多くなることから、
- 熱を逃がすためにファンが必要
- 高い消費電力に耐えられる電源ユニットが必要
- メモリ・ストレージを配置するスペースが必要
・・・となってきます。
つまり、ゲーミングPCは、普通のPCよりも大型で一つ一つのパーツも高額になってくるわけです!
ゲーミングPCとクリエイターPCとの違い
ゲーミングPCとクリエイター向けPCはどちらも高性能である点は同じです。
しかし、ゲーミングPCとクリエイター向けPCでは大きく以下の3点で異なります。
分かりやすいよう表でまとめて見ました!
ゲーミングPC | クリエーター向けPC | |
CPU 必要スペック |
Core i5~Core i7 | Core i7~Core i9 |
メモリ 必要スペック |
8GB~16GB | 32GB~64GB |
グラフィックボード 必要スペック |
NVIDIA GeForceシリーズ | NVIDIA Quadroシリーズ または NVIDIA GeForceシリーズ |
ゲーミングPCとクリエイター向けPCのCPUの違い
クリエイター向けPCにはゲーミングPCより高度な演算処理が要求されます。
ゲーミングPCとクリエイター向けPCのメモリの違い
クリエイター向けPCにはゲーミングPCよりメモリの容量が必要とされます。
ゲーミングPCとクリエイター向けPCのグラフィックボードの違い
ゲーミングPCには、NVIDIA GeForceシリーズのグラフィックボード、クリエイター向けPCにはNVIDIA Quadroシリーズのグラフィックボードが選ばれることが多いです。
大きな理由としては、グラフィックボードの表現色数の違いです!
- NVIDIA GeForceシリーズ 約1677万色を表現できます。
- NVIDIA Quadroシリーズ 約10億色6433万色を表現できます。
色を重視するデザイナーなどには、NVIDIA Quadroシリーズが選ばれます。
また、厳密にクリエイターがどちらのグラフィックボードを選ぶのかは、使用されているAPIによります。
※APIとは?
アプリケーションをプログラミングをする時には、プログラミングの手間を少なくするために簡素なプログラミングのインターフェースが使用されます。
これをAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)と言いますが、使用されるAPIは主に以下の3種類です。
DirectX | ゲームなどによく使用されるAPI。3Dグラフィック、サウンド、ネットワーク処理などを内包します。 NVIDIA GeForceシリーズのグラフィックボードは、DirectXに最適化されています。 |
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OpenGL | 3Dグラフィック専用のAPI。 NVIDIA Quadroシリーズのグラフィックボードは、OpenGLに最適化されています。 |
OpenCL | Photoshopなどに使用されるAPI。 NVIDIA GeForceシリーズ、NVIDIA Quadroシリーズどちらでも対応できますがGeForceシリーズの方がスムーズ。 |