ゲーミングパソコン一般知識

ゲーミングPC電源ユニットの選び方からおすすめまで徹底解説!

電源ユニットの選び方

電源ユニットというと、電力さえ送れればいいからなるべくお金をかけたくない。

・・・そんなパーツではないでしょうか?

でも、実は電源ユニットは価格はそれほど高くはないので、良いものをしっかり選んだほうが良いパーツです!

なぜならば、電源ユニットが故障すると、大事なデータ他のパーツが壊れてしまう可能性があるからです。

そこで、このページでは、

  • 電源ユニットの選び方
  • 適正な電源ユニット容量の計算方法
  • 電源ユニットの寿命はどれくらい?
  • 電源ユニットが壊れるとどうなる?

・・・などについてまとめてみました!

自分で電源ユニットを交換するのは初めてだという場合にはぜひ参考にして下さい!

ゲーミングPC電源ユニットの選び方5つのポイント!

PC電源ユニットを選ぶ時に必ず押さえておきたい5つのポイントをまとめました!

  1. pc電源ユニットの適正「電源容量」を計算する
  2. PC電源ユニットの規格やサイズの確認
  3. PC電源ユニットの性能を確認
  4. 端子の数、ケーブルの長さ数を確認
  5. シングルレーンの電源ユニットを選ぶ

①pc電源ユニットの適正「電源容量」・総出力ワット数を計算・確認する

電源ユニットの「電源容量」とは、電源ユニットが供給できる最大電力量を指します。

電源ユニットを使用する予定のPCの「消費電力量」が500ワットの場合、電源ユニットの「電源容量」は何ワットが適切でしょうか?

答えは、750ワット~1000ワットです!

つまり、PCの「消費電力量」の最低1.5倍~理想は2倍の電源ユニットの「電源容量」が必要と言われています。

これは、主に以下の2つの理由があります。

  • 電源ユニットは負荷が50%のときに「電気変換効率」(電気のロスがない)が一番高くなるよう設計されている。
  • 電源ユニットに100%の負荷をかけ続けると、発熱量が高くなり電源ユニット自体の寿命が短くなる。

どのぐらいの電源ユニットが適正かを計算するには、コチラの計算機が便利です!

②pc電源ユニットの規格やサイズをチェック

電源ユニットの規格は主に3種類あり、規格の違う電源ユニットを購入してしまうと使えないので注意しましょう!

また、規格が合ってもサイズが合わないとケースに入らないので、チェックが必要です。

規格を一覧表でまとめました!

規格 用途 説明
ATX
デスクトップ全般
ミニタワーなど
一般的なデスクトップで採用される電源ユニットの主流
EPS
サーバー
高度なワークステーション
ATXの上位規格。
ATXとEPSの兼用モデルが多くの比率を占めています。
業務用に使われる電源ユニット。
SFX
スリムPCなど 別名Micro ATX
一部の出力系統が省略されています。
最大出力は100~400W程でATX電源より少ないのが特徴です。

③PC電源ユニットの性能を確認

電源ユニットの役割は、交流電流(AC)を直流(DC)に換えることですが、一部ロスが生じます。

そのロスが少ないほど「電源変換効率」が良く、優秀な電源ユニットであるといえます。

「電源変換効率」が良いことを示す規格として「80PLUS認証」があり、電源変換効率が80%以上であることを示しています。

6つの等級があり、等級が高いほど「電源変換効率」が優れています。

負荷20% 負荷50% 負荷100%
チタニウム 92% 94% 90%
プラチナム 90% 92% 89%
ゴールド 87% 90% 87%
シルバー 85% 88% 85%
ブロンズ 82% 85% 82%
スタンダード 80% 80% 80%

それでは、この6つの等級の中からどの電源ユニットを選べば良いのかということになります。

費用対効果を考えると、特にこだわりのない限り「ゴールド」を選んでおけば良いでしょう!

もう少し細かく言うと、電源ユニット内部パーツのコンデンサに日本メーカー製「105℃コンデンサ」を使用していると電源ユニットを長持ちされることができます。

また、電源ユニットを選ぶ上で「保証期間」も品質の善し悪しが分かる基準になるので、併せて参考にしましょう。

④端子の数、ケーブルの長さ数を確認

電源ユニットは端子の数だけでなく、ケーブルの数や長さも違います。

値段が安いケーブルが「じか付け」式の電源ユニットの場合、ケーブルの数が少なく短いことが多いです。

サイズの大きなPCケースで使用の場合、ケーブルが届かない可能性もあるので「仕様書詳細」を確認しておきましょう!

⑤シングルレーンの電源ユニットを選ぶ

<シングルレーンの例>

<デュアルレーンの例>

「+12V」系の出力が1系統のものを「シングルレーン」2系統のものを「デュアルレーン」4系統のものを「マルチレーン」と言います。

「+12V」系は、CPUやグラフィックボード、マザーボード、ストレージに電力供給を行う系統です。

より安定した電力供給のためにレーン1本あたりの最大給電量を限定する「デュアルレーン」や「マルチレーン」が選ばれることがあります。

ただし、この「マルチレーン」の電源ユニットは、1枚で大量の電力を消費するゲーム用のグラフィックボードを搭載する場合などは、最大給電量を限定するメリットがデメリットとなります。

明確な意図がない限り「シングルレーン」の電源ユニットを選びましょう!
(市場流通の9割方の電源ユニットは「シングルレーン」なので、最後の確認程度で考えて下さい。)

ゲーミングpcにおすすめの電源ユニットは?

pc電源ユニットおすすめメーカー

電源ユニットは、OEM(相手先ブランド名製造)であることが多いので、どこのメーカーが良いのかと言うのは難しいところです。

ただ、製造元のメーカーの評判はある程度定まっていると言えるので、まとめてみました!

評価が高い電源ユニットの製造元は、次の3社です!

評価の高い電源ユニット製造元
  • Flextronics(フレクストロニクス)
    ・・・シンガポールの世界2位電子機器の受託生産会社
  • Seasonic(シーソニック)
    ・・・台湾の電子機器メーカー(日本代理店オウルテック)
  • CWT(チャネルウェルテクノロジー)
    ・・・台湾のワイヤレス給電製品メーカー

pc電源ユニットおすすめランキング

上記にご紹介した評価が高い製造元がつくった電源ユニットをおすすめ順にまとめてみました。

1位 Antec NEO ECOシリーズ
製造元 Seasonic または CWT
電源容量 550W~750W
80PLUS認証 ブロンズ~ゴールド
+12V系統 1系統(シングルレーン)
保証 3年~7年

ANTEC NEO ECOシリーズ

2位 Antec High Current Gamer シリーズ
製造元 Seasonic
電源容量 650W~850W
80PLUS認証 ゴールド
+12V系統 1系統(シングルレーン)
保証 10年

ANTEC HCGシリーズ

3位 CORSAIR RMシリーズ
製造元 CWT
電源容量 550W~1000W
80PLUS認証 ゴールド
+12V系統 1系統(シングルレーン)
保証 10年

CORSAIR RMシリーズ

pc電源が入らない・付かない・すぐ落ちるなどのトラブルの原因は?


PCの電源が入らない、付かない、すぐ落ちるといった症状がある場合にはいくつかの原因が考えられます。

考えられる原因をまとめてみました!

  1. PCが帯電している
  2. ハードウエアの故障
  3. 電源ユニットの故障

PCが帯電している

パソコンは電子機器なので、普通にパソコンを使っているだけでも帯電してしまいます。
この帯電によってパソコンの起動時に電源が入らない・付かないといったエラーが起こることもあります。

解消方法は、パソコンの電源を切り、電源コード・USB・周辺機器などを全てはずして約5分放置します。

ハードウエアの故障

PCの電源が付かない・すぐ落ちてしまう場合には、PCの帯電以外にもストレージ、マザーボードのプロセッサーやメモリの故障である可能性もあります。

ただ、ハードウェアの異常の場合、起動時にビープ音がするので、気が付きやすい故障と言えます。

電源ユニットの故障!前兆は?

上記2つの原因が当てはまらない場合には、電源ユニットの故障の可能性が高いです。

電源ユニットが壊れる前兆として次のような症状が起こります!

  • 何回かに1回電源が付かない。
  • パソコンを付けっぱなしにしていると、いつの間にか電源が落ちている。
  • パソコンが急にフリーズする。
  • 電源のオン・オフを繰り返す
  • PC電源をオフにしても電源が落ちない
  • 電源ユニットのファンからの騒音

電源ユニットの寿命はどれくらい?

電源ユニット寿命
電源ユニットは、PCのパーツの中で壊れやすいパーツです。

電源ユニットの寿命は、2年~5年が一般的ですが、中にはそれ以上もつ場合もあります。

電源ユニットは、ホコリの混入でファンの回転が落ちると内部温度が上昇し、電気を「平滑化」する役割を果たすコンデンサが劣化します。

内部温度が10℃下がるとコンデンサの寿命も2倍になるので、電源ユニットを長持ちさせたいならば定期的な掃除が必要です。

電源ユニット交換時期の判断の目安


電源ユニットの交換時期の判断は、上記で説明した電源ユニットが壊れる前兆(1回で起動しない、ファンからの異音や異臭など)といった分かりやすい症状があればもちろん交換するべきです。

ただ、分かりやすい症状が出ていなくても、以下の場合には交換することが望ましいです!

  1. 保証期間の満了時(2年~10年)
  2. システムの買い替え時

電源ユニットの保証期間の満了時

電源ユニットの保証期間は、電源ユニットに使用されているパーツの品質と対応しています。

電源ユニットの保証期間はさまざまで、短いもので2年、長いもので10年です。

保証期間が長い電源ユニットは、保護回路がしっかり作られていることが多いので、壊れるときも電源ユニットだけであることが多いです。

反対に、保証期間が短い電源ユニットは、保護回路が簡素化されているので、壊れるときには他のパーツを巻き込むことがあります。

保証期間が短い電源ユニットほど、保証期間を目安に交換することをおすすめします。

システムの買い替え時

それまでのシステムでは電力供給が適正であっても、システムを買い換えると電力供給が足りなくなることがよく起こります。

理由は、「消費電力量」の約1.5倍~2倍の「電源容量」が適正だからです。

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