無線LANアダプターとは?
無線LAN(Wi-Fi)アダプターとは、ケーブルを使わずにパソコン・テレビ・ゲームなどを接続する時に、無線電波を受け取る子機側のことを無線lan(Wifi)アダプターと言います。
無線LANアダプターは、必ず無線電波の発信側(親機)とセットで使用され、親機側は無線LANルーター(無線LANアクセスポイント)などと呼ばれます。
無線LANのメリットとデメリット
無線LANにすることによって、多少のデメリットもあるので、念のためあらかじめ抑えておいたほうが良いでしょう!
デメリット |
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メリット |
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無線LANアダプターの選び方
ノートパソコンに無線LANアダプターは内蔵されていることが多いので、無線LANアダプターが必要になる場合は【デスクトップパソコン・プリンター・テレビ】などが多いでしょう。
無線LANアダプターには、さまざまな形のものがありますが、一番扱いやすくおすすめなのはUSB型です!
無線LANアダプターを選ぶ時に注意してほしいのは、以下の2点です!
- 無線LANアダプターの通信規格と周波数帯
- 無線LANアダプターのセキュリティ
それぞれ説明していきますね!
①無線LANアダプターの通信規格と周波数帯
通信規格には、IEEE802.11a/n/g/b/acがあり、それぞれには使用できる周波数の帯域があります。
周波数帯は、5GHz帯と2.4GHz帯の2つの周波数の帯域に分けられ、5GHz帯には「11ac」「11a」、2.4GHz帯には「11g」「11b」、そして両方の周波数帯に対応できる「11n」があります。
特徴を一覧表でまとめてみました!
周波数 | 通信規格 | 特徴 |
5GHz | 11ac | 最大通信速度:6.9Gbps 最新の超高速Wi-Fi規格で、11nの約11倍の通信速度。 通信速度が速いので動画の視聴に適している。 壁などの障害物に弱い。 |
11a | 最大通信速度:54Mbps 通信速度が速いので動画の視聴に適している。 壁などの障害物に弱い。 |
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2.4GHz | 11g | 最大通信速度:54Mbps 同じ周波数帯域を使用する電子レンジ、無線キーボード、マウス、Bluetoothなどの機器と電波障害を起こしやすい。 壁などの障害物に強い。 |
11b | 最大通信速度:11Mbps 同じ周波数帯域を使用する電子レンジなどの機器と電波障害を起こしやすい。 壁などの障害物に強い。 |
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2.4GHz~5GHz | 11n | 最大通信速度:600Mbps 2.4GHzと5GHzそれぞれのマイナス点をクリア |
もちろん親機である無線ルーターによりますが、動画の視聴であれば11acの規格が適しています。
現在販売されている無線LANルーターは複数の規格に対応しているのがほとんどなので、複数の規格の無線を同時に使用できます。
11nと11acは規格が異なりますが、互換性があるので11nのWi-Fiルーターに11ac対応の無線アダプターをつなぐこともできます。
ただし、接続は11nのため11acの通信速度を活かすことはできません。
②無線LANアダプターのセキュリティ
無線LANのセキュリティ規格には「WPA2-PSK」「WPA-PSK」「WEP」などありますが、無線LANを安心して利用するためにも最新で最も安全と言われる「WPA2-PSK」規格の無線LANアダプターがおすすめです。
無線LANアダプターでテレビを接続する時の注意点
無線LANルーターを内蔵していないテレビでも、USBポートを搭載したテレビであれば無線LAN接続ができます。
(もし、テレビにUSBポートがなくLANポートが搭載されているテレビは無線LAN中継機を使用する必要があリます。)
無線LANアダプターでデスクトップパソコンを接続する時の注意点
USBにはUSB2.0とUSB3.0の2つの規格がありますが、
- USB2.0の最大転送速度は480Mbps
- USB3.0の最大転送速度は5Gbps
USB3.0の転送速度の方が早いです。
親機である無線LANルーターの通信速度が480Mbps以上であれば、USB3.0の無線LANアダプターを選ぶと良いでしょう!
USB無線LANアダプターおすすめ
通信速度、セキュリティも抜群です。
USBタイプ | USB3.0 |
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接続速度 | 1267Mbps |
通信規格 | IEEE802.11a/n/g/b/ac |
セキュリティ | WPA2 |
比較的低価格で高速な無線LANアダプター。
USBタイプ | USB2.0 |
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接続速度 | 300Mbps |
通信規格 | IEEE802.11n/g/b |
セキュリティ | WPA2 |